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■蛍光表示管(LD8035)の増幅作用
  ★概要
    久しぶりに大阪日本橋を散策してみますと、デジットで、蛍光表示管(Vacuum Fluorescent Display)が、格安で
    販売されていました。
    発光色に癒し感があるので、時計の表示部等に最適なのではと考え、早速購入しました。

    蛍光表示管の構造をみると、
      ・P(プレート)。。。9本(a,b,c,d,e,f,g,−,dp)
      ・K(カソード)
      ・G(グリッド)
      ・H(ヒータ)
    で構成されており、まるで真空管(3極管)のような構造になっています。

    そこで、もしかしたら増幅作用があるのではと考え、簡単な実験をしてみました。

    <概観>
     
     

    <ピン配置>
     

  ★動作原理
    真空管(3極管)の基本的な増幅作用(回路)を、蛍光表示管に当てはめてみました。
     

  ★回路図
     

  ★動作確認
     
    表示部が、薄暗く点灯しています。
     
    上側波形:入力信号(1kHzの正弦波、約300mVp−p)
    下側波形:出力信号(約600mVp−p)
    約2倍の増幅率を確認できました。(測定レンジ: 200mV/DIV、0.5msec/DIV)
     
    如何でしょうか?
    あまり実用性があるわけでは有りませんが、本回路を少し工夫(ハイブリッド的に)して、4段接続にすると16倍
    の増幅率(2×2×2×2)が得られるので、アマチュア無線のマイクアンプ等に宜しいかと。。。{^_^}!


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