電子工作etc


 ■LCD(液晶)モジュールの低電圧動作
  ★概要
    LCDモジュールは、消費電流が1mA以下で、乾電池動作機器に最適なのですが、そのほとんどが 5V動作と
    なっており、3V動作(乾電池2本程度)の機器では使えないという欠点があります。
    これを何とか打破したく実験してみました。

  ★動作原理
    今回は2種類の方法を試してみました。
    <方式A>
      ・3Vをチャージポンプ方式で5Vまで昇圧する。
      ・その5VをLCDのVDDとする。
    <方式B>
      ・3Vをチャージポンプ方式で-2Vの負電圧を発生させる。
      ・その-2VをLCDのコントラスト調整端子(Vlcd:3ピン)に与える。

    PICのプログラムでは、チャージポンプ用にPWMで10KHzの矩形波を発生させます。
    そして1秒間スリープ(多分、0.1秒でも問題無いと思います)した後にLCDを初期化し、文字を表示させます。

  ★回路図
    方式Aの回路が図1です。
    方式Bの回路が図2です。
     

  ★ソースリスト
    ソースリストはここです。

  ★動作確認
    方式Aです。ちゃんと表示されました。
     
    方式Bです。これもちゃんと表示されました。
     
    両方式ともに電源が2.8Vくらいでも薄く表示されました。
    如何ですか?

    これで乾電池2本だけでLCDを動作させることが出来るのでPICの活用範囲が広がりますね。{^_^}!


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